刺青の針が入る深さ一番上の表皮部分Aが見える部分になります。
初めに タトゥーは、機械彫り 手彫り とあります。一般的には機械彫が多いです。
刺青用ステンレス針の入る深さですが約2ミリ程度でインクを皮膚に染込ませます。
手彫りも同じ原理になります。
道具・衛生面
作業で使用した物は使い捨てになります。
チューブやチューブチップと呼ばれるタトゥーマシンと針をつなぐ器材など使い捨てに出来ないものは超音波洗浄機洗浄後、(薬品ハイポライト)につけこみオートクレーブ高温高圧滅菌器に入れて、圧力の力で滅菌します。
滅菌された状態を保つために紫外線消毒器(ステアライザー)紫外線が発生する保管庫の中に入れて保管されます。
ハイポライト10 次亜塩素酸ナトリウム
●肝炎ウイルス (HBV、HCV)患者血清で汚染されたものに対しては有効塩素 10,000
ppm溶液、患者血清による直接汚染の無いものに対しては有効塩素1,000ppm
(本剤の100倍)溶液、消毒時間1時間で有効です。
●エイズウイルス(HIV)有効塩素1,000ppm(本剤100倍)消毒時間1時間で有効です。
●ノロウイルス(小型球形ウイルス:SRSV)調理台・器具・床などは有効塩素1,000ppm
(本剤の100倍)溶液で浸すように拭きます。
●その他のウイルス ポリオウイルス、単純ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルスには
有効塩素200ppm(本剤500倍)溶液、消毒時間10分間で有効です。
道具の説明
機械彫り マシーン
▲ 機械彫り マシーン
この図で、下のTIPの中に針が入っています。
中央の赤い筒状の二つのコイルに電流が流れると、BARが電磁石に引き付けられて、その動きで針が先端から押されて、飛び出して皮膚に刺さります。
電流は付属の電源でパルス状の電流が断続的に流れるので、バネの力で高速に上下します。
彫師は皮膚の上を下絵にもとづいて描いていきます。先端の移動速度で細かい彫りが調節されます。
手彫り 鑿(のみ)
▲ 手彫り 鑿(のみ)
手彫りの場合、針を何本か束ねた道具を使用する方法が一般的です。
束ねた針には、浸透圧により染料が蓄えられます。
これを手を動かし皮膚に刺していくことで、針の隙間から染料が流し込まれ、真皮層に沈着します。
又手彫りの方が色が濃く和彫らしくなります。
細かい現代刺青図柄は機械の方がすぐれています。
タトゥーに使われるインク
日本のタトゥースタジオのほとんどは、その多くをアメリカ、そして一部ドイツメーカーの物を使用。
品質が良く彫師にも高い評価を受けているインクを使用しています。
手彫りの黒は「墨」 層品質のよい名墨を使用しております。
刺青とMRI
昭和時代に和彫りで入れてた人は顔料に金属が含まれている場合があるため、火傷や痛みなどが発生する場合があるそうですが、今現在タトゥーインクは金属が入っていないメーカーを使用しております。
※ただし彫師によっては無メーカー又信頼の無い中国製のインクなどを使っている所もあるようなので注意して下さい。
色が入りづらい場所
タトゥー/刺青は身体のどの箇所にも同じように入るわけではなく箇所によって入りやすい、入りにくいの差が出ます。
主に入りにくい箇所は顔、手足の甲、手足の指、手の平、足裏、各関節部分(皮膚の伸縮が激しい場所 例:肘、膝、手首、足首などのしわになっている箇所)となります。
以上の箇所の場合さまざまな理由で色が定着しづらい(抜けやすい)、彫ったあと滲みやすい箇所となります。
多少個人差はあるのですが、統計上大多数の人が色が早期に抜けたり滲んだりする箇所となります。
当店ではそういう箇所を希望される方に対してはどういう風になるかを詳細に説明させて頂いた上でやる、やらないを判断して頂いております。
詳しくはご相談ください。
手彫り 機械彫り 痛み
箇所によって違いますどれくらい痛いのかというと、これは簡単には言えません。
当たり前ですが、痛みを感じるのは人それぞれちがいます。
基本的にライン彫りは機械彫りになります色入れを機械か手彫りか選択します
痛みはどちらかと言えば機械彫りの方が痛みが強いです。
タトゥーのアフターケア
具体的なタトゥーのアフターケアとしては、ワセリンを薄く伸ばすようにして塗るという方法。
ワセリンを塗るタイミングは、タトゥーを彫り終えた後や、その後の日常生活におけるケアの時です。
塗った後は乾燥を防ぐようにしましょう。
お風呂は当日から大丈夫です。
石鹸を手の平でよく泡立て、温かいシャワーで優しくゆっくり洗い流すのがベターです。
あまりゴシゴシ洗い流してしまうと、傷が付いて痛みを伴ったり、色落ちの原因になったりする他、肌トラブルを引き起こしてしまうことも考えられるため注意しましょう。